自創作についてふと考えること

女装男子の話をよく書いてる(右の作品群の半分くらい……TSものは別として)のですが、以前に比べて、女装子/男の娘の出てくる作品を世間で見るようになった気がします。

「男の娘」あるいは女装男子が「キャラクター」としてアリに(イロモノ扱いではなく)なってきているのなら、私のを見てもらえる機会も増えるのかも、などと妄想したりするわけです。


それが目に見えるほど増えてないのはアピールが足りないのか、そもそもの作品力――ということなら、そこは向上させられるはずです。

 

ただ、世間一般(というか本来は狭いであろうこの性癖嗜好の方々)に求められてる(期待されてる)「男の娘もの」は、男の娘のキャッキャウフフとした日常や、ただただえっちなもので、何かの要素が入ったといてもそれは「彩りの記号」という位置づけで、ガチな部分までは……というものでは、という懸念はあります。

 

「そっちじゃなく、もっと男の娘のアレコレを見たいんだよッ」

 

という要望。

 

マッシュアップと称して書いてるものは、そこに「ずれ」があり、そこが「独自性」とも思ったりするわけです。

「キャッチーなネタに男の娘とかTS要素をぶっこむ」というマッシュアップを好きで書いていて、『男の娘/TS、ってだけでなく話はガチ』というのが理想なのです。

 

そうなるとなおさら、「男の娘である必然性」や「TS(女体化)することのストーリー上での意味」というのが重要になってくると思っています。

 

そういうことを考えつつ、できるだけ軽く読みやすくということを心がけて書いている――というのが自分の創作物だなあ、と。

それは男の娘系作品に限らず、他の(右の作品群の下の方)でも、濃かったりともすれば重かったりする設定をさらりと流しつつ(匂わせつつ)読みやすく、ということを考えて書いています。

 

……とりとめなくなってきましたので、このあたりで。

 

自創作の話は作品ごとに細々(こまごま)と書きたいこともあったりしますが、またいずれ。

 

 

[EoF]