興行としては厳しかったのかな……などと勘ぐってしまう話
『レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ』が終わってしまいました。
2003年に始まり、2011年から2013年まで「一旦休止」し、2014年に再開してから6シーズン。
通算でも14シーズンで、レッドブルはシリーズの「終了」を決定しました。
個人的にはたぶん、2005年か2006年シーズンあたりから追っかけてます。
(2007年と2008年のはDVD持ってます)
2015年、日本での初開催に心躍らせ、目の前を飛ぶのに感動し、今年までずっと、観戦に行っていました。
細かな解説とか云々はここでは抜きにします。
簡単に云うと「パイロンの設けられた低空コースで、単発プロペラ機のタイムアタック」という競技です。
自分のカメラで撮った動画を一応リンク貼っておきます。
2005年あたりに初めて見て驚き、それ以来ハマっています。
ドナウ川上空を飛ぶのとか、アスコット競馬場でのレースとか、インディアナポリスとか、もちろん幕張の海でも、考えてみれば「風景に飛び込んで低空飛行のレースをする」というギャップと迫力に魅了されているようにも思います。
好きなもののひとつです。
さて。
タイトルのとおりで。
「興行」として厳しかったのかな、と終了決定時のコメントを見て思っているわけです。
日本(千葉)での売上が最も良かったとか、(自分の知る限りでは)年間まとめのメディアが(2008年シーズンのあと)発売されていないとか、放送はどうだったのか(日本では2005年あたりにフジが深夜でやっていた以外では地上波での放送はなかったと思います)とか――端的に云うと『この競技を知る機会そのものが少なかった』ひいては『ファン人口の安定増がなかった』のではないかとも思ったりします。
そういうことを鑑みるに『ワールドシリーズとして世界中を転戦する(し続けられる)収益の見込みが立たなかったんだろうな』などと勘ぐってしまうわけです。
もしかしたら、昨シーズンやその前から赤字だったのかも知れません。
競技とはいえ興行である以上、採算の取れないイベントを続けることは難しかったということかと。
……と、頭では考えていてもやっぱり寂しい限りですし、今年の千葉もそりゃもう興奮(というかハラハラ)でしたし、続けてほしい気持ちでいっぱいですし、数年後にでもひょっこり再開したり、世界戦じゃなくても何かのイベントで行ってくれたりしたら嬉しいところなのですが。
ともあれ、今更布教も何もあったものではないのでしょうけど、私が好きなものについて、語りたくなる時はあるのです、やっぱり。
あと、自分で撮った今年の写真から抜粋したものを(Photolife)置いておきますので、そこへのリンクを。
レンズは55-300mm使ってます。
[EoF]