【車】車の話(2)

今でも乗りたい

 最近『おぎやはぎの愛車遍歴』という番組を知った。
 クルマ遍歴に人為が表れているようで、とても面白い。

 そんな自分の遍歴というと、今乗ってるのでまだ3台めだけど。

 さて。
 そんな自分の2台め。
 前車インプレッサワゴンに乗っていた2年目の冬(実質、97年5月から1年半強くらいか)、当時の職場に入荷したこの車に一目惚れ。
 スバル・アルシオーネSVX/S4。
 知る人ぞ知る(と言わざるを得ない。だって国内1万台も出回っていなかったし、な)車である。
 3300ccNAのクーペ。今でも乗れるなら乗りたい1台。
 240馬力EG33型エンジンはレガシィ2200ccの2気筒増しのもの。NAの滑らかなパワーを低速からしっとりと感じられる。
 ボディの厚みも静粛性が高く、途中でタイヤも静音重視のものにしたら更に快適空間になった。
 車重1620kgは決して鈍重ではなく、むしろどっしりとした重厚感と安定感をもって走る。
 もちろん非力など全く感じない。
 ドアも分厚く重いし、シートの座り心地も上質。
 まさにグランドツーリングカーに相応しい。
 どこをどう、と細かく誉めたくなるが『とにかくいい』と一言で結論づけたくなる。
 云いだすと、オーディオ位置が低いとか維持費がどうとか燃費とか、色々出るけどそういうものを吹き飛ばす魅力を持っている。

 燃費は、というと町乗りではさすがに約5.5km/L程度だったけど、高速でのクルコン走行で11km/Lまで伸ばせた。大阪−東京間余裕のワンタンクである。

 これは、ほぼノーマルで乗っていた。
 ナビはともかく、一点イジったところといえばフロントグリルにフラッシュライト――光が左右に流れるやつ――の40cm近い長いものを取り付けただけだ。
 ぶっちゃけて云うと『ナイトライダー』のアレである。
 ON/OFFにトグルスイッチを使うあたりがマニアック(苦笑


 それはともかく、SVXには約4年間/12万km程乗った。
 次が、12年1月現在今乗っている車。